コラム

【精神保健福祉士国家試験勉強法】最短で合格するには過去問3年分を完璧にしよう(2022年受験用)

 

働きながらだから勉強時間の確保ができるか不安

効率的な勉強方法はないかしら?

 

働きながら精神保健福祉士を目指されている方の中には、このような不安をもっている方もおおいのではないでしょうか。

私は、医療ソーシャルワーカーとして働きながら、短期養成施設(通信課程)で国家試験の受験資格を取得しました。

そして、今年2021年に国家試験を受験し、無事合格しました。

この記事では、私のように社会福祉士取得者を想定した、精神保健福祉士国家試験の対策についてお話します。

さっそくですが結論としては、この記事のテーマにもあるように

過去問を3年分完璧にすれば合格する!!

です。

過去問を3年間分を完璧にすれば、精神保健福祉士国家試験は合格します。

 

 

過去問を解く前にやるべきこと

試験勉強を始める前にやってほしいことがあります。

それは、精神保健福祉士国家試験の概要を知ることです。

どの試験も同じですが、自分が受ける試験がどんな試験なのかを知らないことには対策は立てられません。

特に大事なのは、出題形式や出題数、試験時間です。

社会福祉士取得者の方は、社会福祉士国家試験の時の経験があるのでイメージはつきやすいと思います。

 

※詳細は受験要綱で確認してください。

受験要綱は、試験センターのホームページなどで確認することができます。

 

試験日

例年、2月上旬頃

試験の場所

試験は、年に一度、次の7都道府県で行われます。

北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県

出題方式

出題は5肢1択又は2択(5つの選択肢から1つ又は2つを選択する)方式で、解答はマークシート方式で行われます。

出題数

試験科目一部(共通科目免除を受けた受験者・・・80問

試験時間

  • 共通(10:00~12:15):135分
  • 専門(13:30~15:50):140分

出題科目

  • 共通科目
  • 専門科目

合格基準

試験科目の一部(共通科目)免除を受けた受験者

  • 総得点数(80点)の60%程度を基準とし、問題の難易度で補正

合格率

  • 第23回(2021年)・・・64.2%
  • 第22回(2020年)・・・62.1%
  • 第21回(2019年)・・・62.7%

試験概要のポイント(まとめ)

  • 試験日は2月上旬
  • 試験はマークシート式
  • 5肢1択または5肢2択(5つの選択肢から1つ又は2つを選択)
  • 1問1.7程度で解答(80問で140分)
  • 社会福祉士取得者は午後から
  • 社会福祉士取得者は専門科目のみ
  • 合格基準は48点(80問の60%)
  • 合格率は62~65%程度で推移している

 

過去問の傾向をつかもう

試験概要を把握したら、次に試験の傾向をつかみましょう。

問題集には各科目の問題の前頁に出題基準と出題実績などが記載されています。

問題集を解く前に、必ずこの出題基準と出題実績を確認してください。

この作業が効率よく勉強するためのヒントとなります。

精神保健福祉士試験は、精神保健福祉士になるにあたって知っておくべき基礎的知識が備わっているかということが試される試験です。

過去に出題されている回数が多い項目というのは、精神保健福祉士にとって必要な知識といえますし、これからの試験にも出題される可能性が高いです。

特に小項目を見ていただいて、過去に何度も出題されている小項目に書かれてある単語は完璧に理解できるようにしておいてください。

例えば、写真を見ていただいたら分かるように、

統合失調症、気分障害、神経症性障害などに関しては過去3年間すべての試験で出題されていますし、同じ試験に何問も出題されています。

「精神疾患とその治療」を勉強するにあたり、この統合失調症などの精神疾患について理解しておかないといけないことが分かります。

このように過去問には、各科目ごとに出題基準と出題実績が掲載されていますので、必ず確認しておいてください。

 

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過去問を3年間分完璧にしよう

過去問を3年間分を完璧にする!!

精神保健福祉士国家試験の受験対策は過去問学習が重要です。

専門科目のみの受験の場合は、この過去問を1冊完璧にすることで十分合格できると思っています。

STEP1 分からなくてもとりあえず解く

最初は分からなくて当然です。

まずは、前年の過去問を解いてみましょう。

STEP2 とりあえず解いたら解説をゆっくり読む

問題を解いたら、ゆっくり解説を読みましょう。

STEP3 分からない単語は調べる

分からない単語が出てきたら、スマホでいいので調べましょう。

調べた単語は問題集の解説部分の余白に書き込んでください。

問題集に書き込むことで、自分専用の解説集が出来上がります。

STEP4 どこが正しいのか、間違っているのかを確認する

精神保健福祉士国家試験合格の近道は、過去門を3年間分完璧にすることです。

正答を選ぶ問題であれば、5つの選択肢のうち4つは間違っている選択肢となります。

問題文をよく読み、選択肢の「どの部分が間違っているのか」、「どんな文言であれば正答になっていたのか」というところまで確認をするようにしてください。

STEP5 STEP1~4を繰り返す

とにかく1冊の過去問を繰り返ししてください。

自分が完璧に理解できた問題は、飛ばします。理解できていない問題に時間を使いましょう!

他の新しい問題集には手をつけないでください。過去問は同じ1冊を使用してください。

精神保健福祉士の国家試験は過去問1冊(3年分)を完璧にしていれば、合格できる知識は身に付きます。

参考)私の短期通信過程から受験まで流れ

私は、短期通信過程を受講しており11月まではレポート課題をするだけで、受験対策は全くと言っていいほどできていませんでした。

レポート課題で精一杯というより、日々勉強する習慣がなかったため、受験に対するやる気が出ませんでした。

12月に入って危機感を感じるようになり、重い腰をあげました。。。

ここで、私の国家試験までの学習の流れをご紹介します。

  • 4月 短期通信過程入学
  • 6月末 レポート3課題提出
  • 7月末 レポート3課題提出
  • 8月末 レポート3課題提出
  • 10月末 レポート3課題提出
  • 11月末 レポート2課題提出
  • 12月 短期通信過程卒業、国家試験勉強開始
  • 2月 国家試験

私は、大学時代に社会福祉士国家試験の受験経験から過去問学習の重要性を理解していたので、精神保健福祉士国家試験の受験対策も過去問中心の勉強法を選びました。

国家試験対策に買った教材は、中央法規出版の過去問のみです。

この中央法規出版の過去問をひたすら解きました。

  • 分からなくても、とにかく解く。
  • 問題文をよく読んで、解説もよく読む。
  • 分からない単語は調べる。
  • 調べて過去問の解説の欄に追加で書き込む。

これを繰り返しました。

 

 

中心に勉強するのは4科目

社会福祉士登録者や実務経験がある方は

  • 精神保健福祉相談援助の基盤
  • 精神保健福祉の理論と相談援助の展開

では比較的点数が取りやすいかと思います。

それ以外の科目の、

  • 精神疾患とその治療
  • 精神保健の課題と支援
  • 精神保健福祉に関する制度とサービス
  • 精神障害者の生活支援システム

に時間をとって勉強をしましょう。

 

過去問のおすすめの使い方

私にとって、この過去問は不要な部分が多かったです。

不要な部分というのは、精神保健福祉士の共通科目の部分です。

私は、社会福祉士取得者でしたので共通科目は免除でした。

試験勉強で必要なのは、「専門科目」の部分のみです。

そこで私は意を決して、


before


after


このように裁断して必要な部分のみにしました。

これは、社会福祉士取得者のみなさんにはおすすめです。

何より持ち運びがしやすい!!これであれば、通勤時間や休み時間などにも気軽に持ち運びができ、どこでも勉強できます。

もしよければ、みさなんもやってみて下さい!!少し…いや、結構な力がいりますが…

 

 

おすすめ教材

過去問

個人的には、この過去問1冊あれば十分国家試験対策ができると思います。

この過去問1冊を完璧にしていれば合格は間違いなくできると思います!

 

見て覚える!精神保健福祉士国試ナビ[専門科目]

 

私は購入していませんが、受験生の中でも人気が高かったのが、こちらの教材です。

図表で分かりやすくまとめられている教材です。

個人的には絶対必要というわけではありませが、お金に余裕がある方は購入しての良いと思います。

精神科入院形態などをはじめ、重要な項目が分かりやすくまとめてあり、勉強の効率は上がると思います。

8月頃に2022年版が発売されると思われます。

 

新・精神保健福祉士養成講座

短期養成校で指定され使用した教科書的な教材です。

レポート課題はこのテキストを参考に仕上げました。

正直、このテキストは国家試験の勉強には不向きです。

しかし、「精神疾患とその治療」の科目は難しい内容なので、過去問を解きながら、この参考書で勉強しました。

 

その他の教材

過去問一問一答

受験ワークブック