みなさん、こんにちは。
「医療ソーシャルワーカー けぇちゃん」のサイト管理人をしている けぇちゃん です。
このブログは、医療ソーシャルワーカーとして働いている管理人が、
- 病院に緊急入院した。今後どうしたらいいのか不安。
- 病院に入院したがいくらかかるのか。
- 病院から退院と言われたが、1人暮らしで自宅に帰るのが不安。
- 施設入所したいがどんな施設があるのか分からない。
といった入院や介護の時に生じる『困りごと』や『不安』を少しでも解決できでるような情報をお届けすることを目的としています。
今回は、『【介護保険】特定施設入居者生活介護ってなに?』です。
この記事でわかること
- 特定施設入居者生活介護の概要
- 特定施設入居者生活介護の対象者
- 特定施設入居者生活介護の職員配置 など
特定施設入居者生活介護とは
特定施設入居者生活介護は、通称:特定施設と呼ばれています。
特定施設入居者生活介護とは、特定施設に入居している要介護者に対して(介護サービス計画にもとづいて)行われる、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練、療養上の世話のことをいいます。
これらのサービスは介護保険の対象となり、介護部分は、介護度によって料金が決められています。
①職員配置基準②設備基準③運営基準が定められており、クリアした施設が「特定施設」と名乗ることができるため、当該施設による手厚いサポートを受けることができます。
受けられるサポート
- 介護サービス計画(ケアプラン)の作成
- 入浴、排せつ、食事等の介護
- 日常生活上のサポート
- 機能訓練(リハビリテーションなど)
- 症状等の観察
対象施設
有料老人ホーム
軽費老人ホーム(ケアハウス)
養護老人ホーム
サービス付き高齢者向け住宅
有料老人ホームで、特定施設の指定をうけている施設は「介護付き有料老人ホーム」と名乗ることができます。
職員の配置
管理者
生活相談員
看護職員
介護職員
機能訓練指導員
介護支援専門員(ケアマネージャー)
介護と医療
介護職員または看護職員が夜間も含めて24時間配置されているため、手厚いサポートを受けることができます。
ただし、施設によっては医療的ケアに制限がありますので、医療的ケアが必要な場合は入居が難しい場合があります。
施設によって可能な医療的ケアが異なりますので、事前に確認をしておきましょう。
まとめ
特定施設の指定をうけている施設は、比較的手厚いサポートが受けれる体制が整っている施設といえます。
特定施設の指定を受けている施設は、施設によってサービスが提供されるため、基本的には介護保険を使った外部サービスの利用はできません。そのため、今まで自宅で利用していたサービス(デイサービスやデイケアなど)は利用できないため、ご本人・ご家族でしっかり話し合いをして入居を検討してください。