みなさん、こんにちは。
「医療ソーシャルワーカー けぇちゃん」のサイトを管理人をしている けぇちゃん です。
このブログは、医療ソーシャルワーカーとして働いている管理人が、
- 病院に緊急入院した。今後どうしたらいいのか不安。
- 病院に入院したがいくらかかるのか。
- 病院から退院と言われたが、1人暮らしで自宅に帰るのが不安。
- 施設入所したいがどんな施設があるのか分からない。
といった入院や介護の時に生じる『困りごと』や『不安』を少しでも解決できでるような情報をお届けすることを目的としています。
今回のテーマは、『【特別養護老人ホーム】特養ってよく聞くけど、どんな施設?』です。
この記事を見れば、
- 特養の特徴
- 特養の入所対象者
- 入所に必要な費用
について知ることができます。
特別養護老人ホームとは
特別養護老人ホーム(通称:特養)は、寝たきりや認知症などで常時介護が必要になり、自宅での生活が難しい方が入所できる施設です。
食事、入浴、排せつなどの日常生活で必要な介護を24時間受けることができます。
入所基準
原則、要介護3以上
病状が安定しており、医療的ケアがないこと
入所期間
入所期間の制限はありません。
基本的には終身(死ぬまで入所可能な)施設ですが、医療的ケアが必要な場合には退去となる場合があります。
費用
おおむね月5~15万円程度
施設サービス費+居住費・食費+日常生活費等
費用の差の大きな要因は、介護度や部屋タイプ(個室、大部屋)等によるものです。
介護と医療
特別養護老人ホームが行うサービスは、食事の提供、掃除・洗濯をはじめとする生活援助や介護・看護専門職による入浴・排泄介助など多岐にわたって手厚いサービスを受けることができます。
基本的には、状態が安定した重度の介護が必要な高齢者を対象としており、医療的ケアは充実していません。
また、「経管栄養(経鼻栄養)」、「頻回なたん吸引」などが日常的に必要な(医療依存度が高い)場合は、入所ができない場合がほとんどです。
経鼻栄養とは
口から栄養を摂取することが難しくなった際に、鼻の穴から胃までチューブを通して栄養剤を注入する方法。
入所にあたって
特別養護老人ホームは、高齢者施設の中では費用が安い施設です。
人気のうえに、終身(死ぬまで入所可能な)施設のため、なかなか空きがありません。
入所難易度は非常に高く、1年以上の待機期間がある場合がほとんどです。
終身(死ぬまで入所が可能な)施設のため、実際に見学に行って雰囲気を確認してみてください。
施設によって、それぞれ特徴がありますので、大切な家族を安心して、お願いできる施設の申し込みをしましょう。
人気の施設ですので、複数箇所申し込みをおすすめします。
担当のケアマネージャーや病院のMSWへ事前に相談してみてください。