みなさん、こんにちは。
「医療ソーシャルワーカー けぇちゃん」のサイトを管理人をしている けぇちゃん です。
このブログは、医療ソーシャルワーカーとして働いている管理人が、
- 病院に緊急入院した。今後どうしたらいいのか不安。
- 病院に入院したがいくらかかるのか。
- 病院から退院と言われたが、1人暮らしで自宅に帰るのが不安。
- 施設入所したいがどんな施設があるのか分からない。
といった入院や介護の時に生じる『困りごと』や『不安』を少しでも解決できでるような情報をお届けすることを目的としています。
今回のテーマは、『【介護老人保健施設】老健で介護やリハビリテーションを受けよう』です。
この記事を見れば、
- 老健の特徴
- 老健の入所対象者
- 入所に必要な費用
について知ることができます。
介護老人保健施設とは
介護老人保健施設(通称:老健)とは、介護を必要とされる高齢者の自立を支援し、自宅への復帰を目指すために、介護、機能訓練(リハビリ)などの医療サービスや、食事、入浴などの日常生活サービスを受けることができる施設です。
病院などでの治療を終えたが、自宅での生活が難しくなってしまった高齢者が、自宅に向けて訓練をする施設です。病院と自宅の中間的な役割をもっている施設といえます。
入所基準
要介護1~5
病状が安定している方
入所期間
原則3か月程度
費用
おおむね月5~20万円
施設サービス費+居住費・食費+日常生活費
費用の差のおおきな要因は、介護度や部屋タイプ(個室、大部屋)によるものです。
介護と医療
介護老人保健施設は介護保険施設ですが、医療機関として分類されています。
そのため、医療ケアが他の施設に比べ手厚くなっています。
看護職員が24時間配置されている施設も多く、「たんの吸引」「胃ろう」などで日常的な医療ケアが必要な方も多く入所されています。
施設によっては、医療ケアが限定されている施設もあります。
入所申し込み時に、しっかり確認をしましょう。
医師、看護職員の他にも、リハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士など)が勤務しており、リハビリ面が充実しています。
介護や医療ケアを受けながら自宅退院を目指すことを目的としている施設のため、入所期間も原則3か月と定められていますが、現実は、様々な理由により、3か月を超えて入所されている方もおられます。
入所にあたって
介護老人保健施設は、他の高齢者施設に比べて低額に抑えられていますが、医師や看護師、作業療法士などが配置されており、特別養護老人ホームよりは月額が高くなる傾向があります。
特別養護老人ホームのように終身(死ぬまで入所可能な)施設ではないので、比較的入所がしやすい施設です。
しかし、原則3か月の期間限定のため、退所後の事を考えておく必要があります。
担当のケアマネジャーや病院のMSWへ事前に相談してみてください。