みなさん、こんにちは。
「医療ソーシャルワーカー けぇちゃん」のサイトを管理人をしている けぇちゃん です。
このブログは、医療ソーシャルワーカーとして働いている管理人が、
- 病院に緊急入院した。今後どうしたらいいのか不安。
- 病院に入院したがいくらかかるのか。
- 病院から退院と言われたが、1人暮らしで自宅に帰るのが不安。
- 施設入所したいがどんな施設があるのか分からない。
といった入院や介護の時に生じる『困りごと』や『不安』を少しでも解決できでるような情報をお届けすることを目的としています。
今回のテーマは、『【介護療養型医療施設】長期入院して療養を継続しよう!』です。
この記事でわかること
- 介護療養型医療施設の特徴
- 介護療養型医療施設の入所対象者
- 入所に必要な費用
介護療養型医療施設とは
介護療養型医療施設(介護療養型病床)とは、リハビリや医療ケアが受けられる、要介護高齢者の長期療養のための施設です。
高齢者施設の中でも、医療の充実が大きな特徴といえる高齢者施設です。
病院や診療所による運営がほとんどです。
療養病床は、急性期(救急病院)での治療を終え退院したものの、長期的に医療ケアが必要で自宅で生活ができない高齢者のための病床です。
療養病床には、
介護保険が適応される
介護療養型医療施設(介護療養病床)
医療保険が適応される
医療療養病床
の2つがあります。
そのため、介護療養型医療施設(介護療養病床)は病院や診療所が運営していますが、制度的には介護保険が適応される介護保険施設となります。
介護保険施設
『介護療養病床』病院などの医療機関
『医療療養病床』
入所基準
要介護1~5
病状は安定しているが長期的に医学的管理が必要な方
入所期間
医療ケアが必要であれば長期で入所可能
他の高齢者施設で対応が可能な医療ケアであれば入所が難しいことがあります。また、入所していても状態が良くなれば退所の可能性もあり。
費用
おおむね月8~20万円
施設サービス費+居住費・食費+日常生活費
費用の差のおおきな要因は、医療処置や介護度、部屋タイプ(個室、大部屋)によるものです。
介護と医療
医師、看護職員が常勤しており、医療ケアが常時必要な方でも安心して入所が可能です。
入所者の多くは、「胃ろう」や「たん吸引」などの医療ケアが常時必要で寝たきりの方がほとんどです。
医療と介護の両方が充実している施設といえます。
施設によっては、医療ケアが限定されている施設もあります。申し込み時に、しっかり確認をしましょう。
高齢者施設というより、あくまでも病院での入院生活と考えてください。
入所にあたって
介護療養型医療施設は、長期的に医療ケアが必要な寝たきりの方などが多く入所されているため、比較的空きが少ないのが現状です。
そのため、長期に医療ケアが必要でない方や要介護状態でない方は入所ができません。
また、介護療養型医療施設は医療と介護の機能分化を進めるため、今後廃止が予定されており、減少傾向にあります。
介護療養型医療施設の廃止後の受け皿となる施設が、『介護医療院』です。
介護医療院とは
介護医療院は、「長期療養のための医療」と「日常生活上の介護」が一体的に提供される施設とされています。
介護医療院はまだまだ数が少ないのが現状です。
担当のケアマネジャーや病院のMSWへ事前に相談してみてください。